花は偉い

咲くやこの花館にて

昨日、samansaさんが同じ枝やのに、どうして咲く時期が違うのってコメントを頂いたので、お答えします。
実はsamansaさんが言ってた通り、お日様が意地悪しているのですって?!な〜んて事は無くって、お日様は意地悪なんかしません!
花は子孫が繁栄する方法を知っているのです。同じ枝(木、草)で咲く時期が違うのは、特に寒いときに咲く花(梅など)や高山植物は開花中に受粉する確率が非常に少ないのです。その理由は大きく二つ有ります。一つ目は受粉するための花粉交配をしてくれる昆虫や鳥が寒くって少ない!もう一つ、これが一番の理由なんですが、せっかく咲いても、雪、霰、冷たい雨、それに風で受粉前に枯れてしまうのです。同時に咲いた時に雪や冷たい雨にあたったら、その年は受粉しません(子孫を残せない)。だから寒い時に咲く花は、同じ枝でも咲く時期が違うのです。花は偉い!!(熱帯地域の花も、暑過ぎって一度に咲きません。)
また、温暖な時期に咲く花(桜など)は、気候が安定してますし、昆虫や鳥が多いので、同時に咲いて多くの昆虫(蝶、蜜蜂)や鳥を呼ぶのです。その方が効率が良い。ホンマ花は偉い!!
写真は花博で撮りました。また名前を忘れました。ボケているのは私の頭とレンズが水滴で曇っているからです。
「今日の天気:雨のち曇り」