卯の花を・・

薔薇

昨日、空木(卯の花)の事を書きながら、頭の中では確か松尾芭蕉の「奥の細道」に「卯の花をかざし・・・」と言う句があったようなと思ってました。でも松尾芭蕉が「卯の花をかざしに・・・」と言う句を読んだか????で、起きて早速調べてみました。そうしたらその句を詠んだのは芭蕉ではなく、弟子の曽良でした。
私の頭の中で、松尾芭蕉随行した曽良の日記に書かれていた俳句とがゴッチャになってたんですね。「奥の細道」を読む時は曽良の日記と平行して読むと面白いんです。芭蕉の「奥の細道」は読み物としておもしろおかしく書かれてあるんですが、曽良の日記は旅を忠実に書いてありますから、その違いが面白いんです。一度ご覧下さい。
例、芭蕉の句で「のみ・しらみ、馬の屎(し)とする、枕元」と言う句があり貧しい農家の馬小屋で泊まったと書いていますが、曽良の日記を読むと豪農の俳句の弟子の家に泊まって大歓迎されたって書いてあります。

卯の花を かざしに 関の晴着かな』曽良 (白川の関で書いたものです。)

写真はバラです。
「今日の天気:雨のち曇りのち晴れ」