菜の花

ナノハナ

こんな寒い日に思い浮かんだのが「菜の花」でして、何でやろって考えてるんですが自分にも分かりません。
1月から5月にかけて長い期間咲いているんですがね、今が一番綺麗な時ですかねこれからの桜とも良く似合いますしね。菜の花は野菜(菜)の花の事でその代表が「油菜」です。油菜に良く似た花「ハクサイ、カブ、野沢菜、水菜、小松菜」を総じて菜の花と言います。まぁ昔の人は私と一緒で良い加減な人たちですね。その油菜もほとんどが西洋種になっていまして早咲きから遅咲きまで約5ヶ月間も私達を楽しませてくれます。
こないだ、八戸ノ里へ行きますと駅前からプランターに菜の花がイッパイ植えられていました。駅の近くに司馬遼太郎の家がありまして家の回り一面に菜の花が植えられてて綺麗ですよ。河内の田舎に来られたら一度立ち寄ってください。
そうそう後、河内では「お染久松」ですか、野崎観音で有名ですがこのお話も船場から河内に菜種油の買い付けに来て物語が始まります。現実の「お染久松」は「お染」が油問屋のお嬢様と言ってもまだ幼い子供(4〜5歳)でして、丁稚の久松(9〜10歳)が子守りをしてる時に「お染」が川に落ちて亡くなります。それで久松は嘆き悲しみ自殺するんです。この話を元にして有名な心中物語が書けるなんて作家ってすごいですね。
それと菜の花で私が気になってるのは蕪村の「菜の花や、月は東に日は西に」の俳句ですかね。読むとあたりまえのように思えるんですが、昔の菜の花の時期は1ヶ月位しか無く、その時期に「月は東に日は西に」になるのは1日あれば良い方なんですよ、滅多に無い風景なです。
写真は菜の花です、一面黄色にしてみました。
「今日の天気:晴れ」