ナンバンギセル

ナンバンキセル

世間(東京)では、今朝も台風や台風やって言っとります。まるで日本中が台風みたいに全国ネットで言っとります。東京地方の小さな台風なんですが、今回も交通機関やなにやらと機能不全になっています。2年前と同じで何にも変わってないですね。情けない!
さて今日の写真なんですが「ナンバンギセル」です。漢字で書くと「南蛮煙管」と書きます。煙管って何か良い感じで煙のクダですか、なるほどと今さらながら感心しとりました。
煙草が日本にやって来たのは1542年と言われています。その後スペインやポルトガルの人が当時の権力者に煙草を献上して一般的に普及したそうなんです。で、その時の南蛮人(スペイン人、ポルトガル人)が吸っていた陶器製のパイプ(クレイ・パイプ)が、この花に似ている事から、南蛮人の煙管で「ナンバンギセル」て呼ばれるようになりました。
それまでは「思い草」と呼ばれてて、万葉集にも「尾花のもとの思い草」と読まれています。ススキの根元で首をかしげている姿から来てるんでしょね。私は「ナンバンギセル」より「思い草」の方が好きです。
ススキやサトウキビに寄生して育つ寄生植物です。ススキを買った来てナンバンキセルの種を蒔こかな、一度育ててみたいですね。
*煙草を吸うときは、本来パイプやったんですが、一般の人が吸う時に使う「キセル(煙草の葉が少ししか入らない両端が金属製で真ん中が竹製)」になったのは、当時パイプが無くまた煙草が貴重品の為、アヘンを吸うキセルを代用したものです。だから煙草のキセルはアヘン用やったんです。当時はそんなにアヘンが一般化してたんかな?まぁ煙草より安すかったのようですね。
「今日の天気:晴れ時々曇り・東京台風」